昨日の夕方、子供達と出かけた先で、突然強めの雨に降られた。
朝から晴れていたから洗濯物は外に干しっぱなし、降られる一時間前には洗車もしていた。
急いで家に戻って、濡れた洗濯物を浴室乾燥機に放り込みながら、悔しいやら腹立たしいやらで、イライラした。
洗濯物と洗車、それなりに時間をかけてきれいにしたのに、一瞬で雨で汚れた。
受けた精神的ダメージはかなり大きかった。
思えば、映画やドラマの主人公が、降りしきる雨にずぶ濡れになりながら、歌ったり踊ったり、愛の告白をしたりしてるシーンを見て、ときめいていたのはいつまでだったか。
自分自身は、イベントで雨に濡れても楽しかったのは、大学生までだったと思う。
大学一年の夏、クラブの合宿でどこかの山に行った時。
イケメン(ここ大事☆)の先輩2人と私の三人で、自由時間に山登りに行った。
山の天気は変わりやすく、帰りは雨に降られてびしょ濡れになってしまった。
しかし、水も滴るイケメン先輩2人を見てるのは眼福だったし、非日常な感じにワクワクさえしていた。
びしょびしょでもまったく不快じゃなく、むしろ楽しかった。
宿舎に帰ってお世話係の先輩に怒られても、それすら楽しかった。
これが、雨に濡れてもはしゃげた、最後の記憶だ。
濡れても楽しかったのは、自分のことだけ考えていれば良かったからだと思う。
自分が着替えれば済む、という状況なら、思いっきり濡れて、映画の主人公みたいな気分に酔うのも悪くない。
私はもう無邪気に雨を楽しめる年齢は過ぎた。
雨の楽しさより、雨に濡れた時の影響をあれこれ考えてしまう。
今は雨で濡れる主人公を見ても、ときめくより先に
「風邪ひくよ!」
「濡れた服乾かすの大変だよ!」
「濡れたまま家に入ってきたら、家も濡れちゃうでしょ!」
などなど、心配が先に立つ。
というか、濡れた後の後片付けが面倒だから濡れないで、というのが本音。
基本、面倒くさがりなので。
「雨に唄えば」はかなり前に見た気がするが、物語はまったく覚えていない…。
ジーン・ケリーの有名な歌唱シーンだけは、うっすら覚えている。
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